馬体のお勉強とキャロット2017〜その3〜
さて、引き続き、下記の本を参考にしながら、キャロット2017募集馬の勝手に短評をしていきます。
※以下、キャロットのカタログ写真のみでの判断となります。
◆馬体
→トモ、お尻のラインが丸く見えるのがキングカメハメハの特徴の一つですが、骨格は受け継いでいそうですが、筋肉が足りてなさそう。顔もあまり似ていませんし、前駆も母父のサンデー寄りでしょうか。
◆コメント
→ 母は名牝、兄姉も活躍していますし、血統的には非常に魅力的。測尺の値が小さく、特に前駆の筋肉が物足りなく映ります。兄たちは騸馬にもなっていますし、気性の不安もあります。が、成長力に期待するなら出資する価値ありか。
◆総評
C→現状で7000万円は、高く感じます。成長力に期待し、出資する気持ちはわかりますが、最優先が必要なら、他の馬に出資しても良いのでは…
◆馬体
→トモの形も縦長く、細身で、顔立ちも父に似ていません。華奢で、筋肉が足りていない。
◆コメント
→母系はステイゴールドにもつながり、兄たちも活躍馬が多数。血統は魅力も、いくら遅生まれとはいえ、体が華奢で測尺も小さすぎます。
◆総評
D→キンカメ産駒で2200万円ですが、この体では…。母系に筋は通っているので、成長力に期待したいですね。
7.アディクティドの16 父ハーツクライ
◆馬体
→ハーツクライ産駒は、サンデーサイレンスの馬体に似ているそうで、スラッとした顔立ちと後脚の長さが特徴。本馬も後駆の造りは、やや引き継いでいるように見えます。
◆コメント
→毛色でややわかりづらいですが、若干肩の筋肉が足りてなさそうなのと、体のメリハリが少なく見えますが、芝向きの繋ぎの角度や、馬体のバランスは良さそう。半兄にクルーガーがおり、母系も筋が通ってます。
◆総評
B→牝馬で3000万円ですから安くはありません。鍛え方次第では、走ってきそう。
さて、これ以降は、「走る馬の見方がわかる本」でされていない種牡馬の産駒も評価していきますが、それらの募集馬に関しては、◆馬体の項目を除外しております。完全主観の馬体評価はこれまで通り、◆コメント欄に記載していきますが…。